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労働の喜びの表現としての芸術

ウィリアム・モリスは、芸術を「労働の喜びの表現」と定義しました。そこでいう芸術は、鑑賞のために作られた美術品ではなく、職人の手による工芸品であり、生活を彩る日常の品々です。モリスは美しい装飾を世に送り出したデザイナーとして知られますが、かれはまた社会活動家として、労働者がものの作り手としての誇りを取り戻し、ものづくりに喜びを覚えるように人々に説いて回りました。本イベントでは、モリス研究家の川端康雄氏と、大阪西成でkioku手芸館「たんす」を運営している松尾真由子氏のお話を聞きながら、現代社会においてモリスの思想がどのような意味をもつのかについて、意見を交わします。


話し手

川端康雄(日本女子大学名誉教授)

松尾真由子(一般社団法人 brk collective 代表理事)

聞き手

横山千晶(慶応義塾大学教授)

高安啓介(大阪大学教授)


2025年11月29日 (土) 10:30-12:00

大阪大学中之島センター3階スタジオ

参加無料|申込不要

主催:大阪大学中之島芸術センター

協力:意匠学会

問い合わせ:大阪大学中之島芸術センター事務局

[email protected]


大阪大学中之島センター3階スタジオ